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妊娠中のカフェインはなぜNG?胎児への影響や摂取量の目安は?

投稿日:2018年4月12日 更新日:

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妊娠中は食べ物や飲み物に気をつけることが増えますよね。
コーヒーや紅茶などカフェインが入った飲み物もそのひとつです。
カフェインは妊婦によくないとされているので、普段カフェイン飲料をよく飲んでいた人にとってカフェインの制限はストレスに感じるかもしれません。
しかし、適量を守れば妊娠中でもコーヒーや紅茶を楽しむことはできます。

まずは、カフェインが妊娠中のママやお腹の赤ちゃんにどんな影響を与えるのかを知っておきましょう。
その上で、一日のカフェインの適量を守りつつ、カフェインレス・ノンカフェインの飲み物を取り入れてみるのがおすすめです。
このような、妊娠中でもうまくカフェインと付き合う方法を下記で詳しく説明していきます。

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カフェインについて

カフェインとは、コーヒー豆・茶葉・カカオ豆などに含まれている成分のことです。
コーヒーやお茶・チョコレートなどの飲料や食品、かぜ薬などの医薬品に含まれています。

カフェインには、中枢神経を興奮させる作用があるため、眠気覚ましや集中力を高めるといった効果が期待できます。
しかし必要以上に摂りすぎてしまうと、めまい・心拍数の増加・不眠・不安・震え・下痢・吐き気といった症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。

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妊娠中はなぜカフェインがNGと言われているの?

『妊婦にカフェインは良くない』とよく聞きますが、一体なぜなのでしょうか。

まず、誤解を解いておくと妊娠中に適量のカフェインを飲むことはとくに悪いことではありません。
リラックス効果もあると言われており、むしろ飲みたいものを無理に我慢してストレスを溜めてしまうほうが母体によくありません。
ですが、一日のうちに何杯もコーヒーや紅茶などを飲み、過剰にカフェインを摂取することはNGです。
下記に、カフェインを大量に摂取した場合の、母体・胎児それぞれに与える影響についてまとめました。

母体への影響

カルシウムが尿に排出される量が増えるため、カルシウム不足や貧血を引き起こしてしまう恐れがあります。

お腹が大きくなる妊娠中期には、胃が圧迫されることにより胃もたれなどの症状が出る方が多いです。
カフェインは胃液の分泌を盛んにする働きがあるため、この時期にカフェインを大量に摂取してしまうと胃もたれがさらに強くなったり下痢・吐き気などを招くことがあります。

胎児への影響

妊娠中のママの身体はカフェインを分解しにくく、とくに妊娠後期には分解する速度が1/3にまで低下します。そのため、胎盤を通じて胎児へカフェインが届きやすくなっている状態です。
お腹の中の赤ちゃんは、まだ肝機能が未熟でうまくカフェインを分解できません。なので、どんどん体内にカフェインが蓄積されていき胎児の血液の流れを妨げてしまいます。

さらにカフェインを大量に摂ることで『血管収縮の働きを促すため母体の血液が胎児へ行き渡らなくなる』『中枢神経を刺激され赤ちゃんが興奮状態になる』といった恐れがあります。
以上のような要因から、発育遅延のリスクを増加させてしまう可能性があると考えられます。
それ以外にもカフェインの過剰摂取で流産・早産・死産の危険が高まる、とも言われています。

ここまでいろいろと解説してきましたが、実はカフェインが胎児に与える影響については、はっきりとしたことが解明されていないのが現状です。
ですが、上記のような情報があることは事実なので、カフェインの摂取量は厳守したいところですね。

つぎに、カフェインと併せて『タンニン』という成分についても軽く触れておきましょう。
コーヒーやお茶には、カフェイン以外もにタンニンというポリフェノールの一種が含まれていて、この成分が鉄の吸収を悪くする性質をもっています。
鉄はお腹の中の赤ちゃんにとっても大事な栄養素ですし、妊娠中のママはただでさえ鉄分不足で貧血になることも少なくないため注意が必要です。

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妊娠中はいつからカフェインに気をつけたほうがいい?

妊娠初期から注意が必要

『妊娠初期はまだカフェインを摂っても大丈夫かな?』と思いがちですが、カフェインには妊娠初期から気をつけておいたほうが良いでしょう。
アメリカの健康保険会社が行った研究結果では、妊娠初期に毎日カフェインを大量に摂取した場合流産のリスクが高まる、とのデータも出ています。※1

さらに、妊娠初期は赤ちゃんへ栄養を運ぶための胎盤が形成される胎児な時期だからです。念には念をという事で、この時期からカフェインの量には注意を払っておくと安心です。

また、妊娠中は血液から栄養や酸素を赤ちゃんへ送るため、ママの鉄分が不足してしまいがち。
特に妊娠初期はつわりにより満足に食事ができなかったりするため、更に母体の鉄不足が深刻化していく可能性もあります。
なので、上で少し触れた『タンニン』という鉄の吸収を悪くする成分が入ったコーヒーやお茶などを飲む際には適量を守りましょう。

母乳の場合は産後もしばらく控えましょう

母乳で赤ちゃんを育てる予定の方は、産後もカフェインの量に気をつけましょう。
授乳中にカフェインを摂取すると、そのうち1%が母乳に移行します。たったの1%ですが、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ肝臓の機能が未熟なのでカフェインの排出に時間がかかってしまうのです。
ママがコーヒーや紅茶などを過剰摂取してしまうと、分解できないカフェインが赤ちゃんの身体に蓄積されていき、寝付きが悪い・情緒不安定・よく泣く・落ち着かないなどといった症状が出ることがあります。

では、授乳中は一日にどのくらいの量までカフェインを摂っても良いのでしょうか。
実は、日本では授乳中の女性のカフェイン摂取量の明確な目安の基準が設けられていません。
ただ、欧州食品安全機関(EFSA)では、一日のカフェイン摂取量が200mg以下であれば母乳への影響はない、とされています。 この基準を参考にすると、コーヒーの場合は一日2、3杯までが適量ということになりますね。
(※妊娠中のカフェイン摂取量については別途後述しています。)

ですが、ひとつ注意しなければならないのは、カフェインはコーヒーや紅茶などのカフェイン飲料以外にも、チョコレートや医薬品などにも含まれているという点です。
下記に掲載している『食品・飲料別カフェイン含有量』の表を参考に、授乳中はカフェインの摂取量に注意するよう心がけましょう。

妊娠中のカフェイン摂取量の目安

大量に摂取しなければ妊娠中でも楽しむことができるカフェインですが、具体的にどのくらいまで飲んで良いのか気になりますよね。
しかし、日本国内で明確な基準は設けられていません。参考までに、各国際機関が定めている基準を調べてみると、大体200mg〜300mgを上限としている場合が多いようです。※2

ただ、これらの基準が日本人の女性に当てはまるのかと言ったら疑問ではあるので、心配な方は一日100mg程度までにしておくと安心です。

下記に食品・飲料別のカフェイン含有量の目安がわかる一覧表をまとめましたので、一日のカフェイン量をコントロールする際に参考にしてみてくださいね。

食品・飲料別カフェイン含有量の目安

レギュラーコーヒー(浸出液) 60 mg/100ml
インスタントコーヒー 60〜80 mg/100ml
紅茶 30mg/100ml
煎茶 20mg/100ml
ほうじ茶 20mg/100ml
ウーロン茶 20mg/100ml
玄米茶 10mg/100ml
ココア 10mg/100ml
玉露 160mg/100ml
コーラ 10〜13mg/100ml
缶コーヒー 50~150mg/本
エナジードリンク 20~145mg/本
栄養ドリンク 30~50mg/本
眠気覚ましドリンク 100~150mg/本
ダークチョコレート 60〜120mg/100g
ミルクチョコレート 30mg/100g

※商品やメーカーによって異なる場合があります。

妊婦におすすめ!カフェインレス・ノンカフェインの飲み物

適量を守れば問題ないと言われても、カフェイン飲料を飲むのが心配・・・という方には、カフェインレス・ノンカフェインの飲み物がおすすめです。
カフェインがゼロ、もしくはほんの少し入っている程度なので、妊娠中でも安心して飲むことができます。
また、種類も豊富でコーヒーや紅茶、お茶やココアなどさまざまなフェインレス・ノンカフェインの商品が各メーカーから販売されています。
ぜひ、自分の好みに合った一杯を見つけてみてくださいね。

(まとめ)妊娠中は適量を守ってカフェイン飲料を楽しみましょう

今回ご紹介したとおり、カフェインは過剰に摂らなければ妊婦でも楽しむことができます。
逆に飲むのを我慢してストレスを溜めてしまっては、身体にもよくありません。
なので、適量を守り妊娠中もカフェインと上手く付き合っていきましょう。
それでも心配な方は、カフェインレス・ノンカフェインの商品もたくさん販売されているので、これを機にぜひ試してみてください。

【参考文献】

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